いよいよ話題になってまいりました!
2019年5月16日、日産がついに手放し運転が可能な
プロパイロット2.0を発表してきました!!
今年の秋からスカイラインに搭載されるプロパイロット2.0の実力はどれ程の物なのでしょうか
目 次
現行の日産プロパイロット、自動運転とは何が違うのか
![](https://yoshi777.com/wp-content/uploads/2019/05/名称未設定-1-5-1024x800.jpg)
自動運転を牽引してきた日産のプロパイロット
ホンダのホンダセンシング
これらはオートクルーズ機能が実装されており
条件はありますが、ハンドルに手が触れていれば
ほぼ自動で走行してくれます(後述する自動運転レベル2)
以前は時速65km以上から自動運転が使えますというような
条件もあったんですが、今では停車から発進までを
自動で行ってくれるまで成長しました
渋滞時でもとっても楽に運転できるレベルです
![](https://yoshi777.com/wp-content/uploads/2019/05/traffic-jam-688566_960_720.jpg)
自動運転にはレベルがある、プロパイロット、ホンダセンシングはどのレベルなのか
レベル0~全ての操作をドライバーが行う
これは自動運転というよりも、通常の車の運転
人間が全ての操作を行うレベルです
レベル1(運転支援)システムがスピード・ステアリングどちらかをサポートする
車線の逸脱を感知するとステアリングを自動で操作し補正する
スピード調整、ステアリング補正のどちらかをサポートし
ドライバーがもう片方をコントロールする技術を備えた車
このレベルでは自動運転ではなく運転支援と呼ばれる
レベル2(運転支援)システムがスピードの加減速・ステアリングの両方をサポートする
![](https://yoshi777.com/wp-content/uploads/2019/05/serena_1901_safe_01.jpg.ximg_.l_12_m.smart_-1024x768.jpg)
現行のセレナ、フィット等のプロパイロット・ホンダセンシングがこれにあたります
車線の逸脱を感知するとステアリングを自動で操作し補正
また、ACC(オートクルーズコントロール)により
前方車両との距離を一手に保ち
ステアリング・スピード共にシステムがサポートをする
こちらもまだ自動運転とは呼ばず運転支援と呼ばれています
便宜上「自動運転レベル2」と呼ばれることもあります
レベル3(自動運転)システムが特定の場所で全てを操作、緊急時にはドライバーの操作が必要
![](https://yoshi777.com/wp-content/uploads/2019/05/名称未設定-1-6-1024x394.jpg)
いよいよここからが本格的に自動運転となっていきます
高速道路など特定の場所に限定して運転に関係する
全ての操作をシステムが行います
緊急時や、システムが作動困難な場合に人間が操作をします
2019年10月からのスカイラインに搭載予定のプロパイロットが
このレベル3のものを搭載する
おそらく、ホンダも追随してレベル3自動運転のホンダセンシングを
出してくる事でしょう
レベル4(自動運転)システムが特定の場所にて全てを操作する
高速道路などの特定の場所に限り
システムが全ての操作を行う
緊急時の対応もシステムが行います
この段階はまだ、実用化はされておらず
テスト走行などに限られています
プロパイロットもホンダセンシングもレベル3をクリアしたならば
レベル4は比較的早くに実装出来るのかもしれません
レベル5(完全自動運転)システムが場所を限定せず全ての操作を行う
未来の世界を想像するとこういった状況が浮かびますね!
場所の制限なくシステムが緊急時も含め全ての操作を行います
このレベルに達すると、無人タクシーやスマホから無人でお迎えなどが
可能となり事故もほとんど起こることはないでしょう
昨今ニュースで多い、お年寄りの車事故
70歳以上はこのレベル5自動運転を使ってしか車に乗れないというような
規制がかかれば事故もほぼなくなりますね
プロパイロット・ホンダセンシングの今後は、自動運転に関する法律
![](https://yoshi777.com/wp-content/uploads/2019/05/vines-3665277_960_720.jpg)
2017年の「官民ITS構想・ロードマップ2017」中にて
2020年までにレベル3の自動運転を市場化すると明記しています
「自動運転システム」については、2020 年までの高速道路での準自動パイロ
ットの市場化及び無人自動運転移動サービスの実現を図ることにより、2020 年
までに世界最先端の ITS を構築する。
しかし、日本が加盟しているジュネーブ条約では
現在レベル2までの自動運転しか認められておらず
令和の時代に突入し、今後どのような改正が行われるかに期待されています
日本では道路交通法改正案が2019年5月21日に衆議院に委任されました
これによりレベル3自動運転が公道で利用出来るようになる予定です
いよいよレベル3自動運転、プロパイロット2.0がお目見え
新プロパイロット2.0は2019年秋にマイナーチェンジされるスカイラインより
順次日産車に搭載していくそうだ
![](https://yoshi777.com/wp-content/uploads/2019/05/nissan-4033040_960_720.jpg)
プロパイロット2.0、ソフトウェアが刷新、システムアップ
プロパイロット2.0は、現在のオートクルーズコントロール
ステアリング補正、アクセル、ブレーキングまでをこなすのはもちろん
ハンドルに手を触れていなくても良い手放し運転が可能となる
ただし、条件もあるようで高速道路、自動車専用道路に限定され
同一車線を走行中(車線変更時は自動運転がキャンセルされる)
さらには、ドライバーモニターカメラが運転者が前方を
見ていると判断されている時に限る
![](https://yoshi777.com/wp-content/uploads/2019/05/car-1149997_960_720.jpg)
プロパイロット2.0はカーナビと緊密に連携し
設定した目的地、車線変更、追い越しなどの支援も行う(高速道路、専用道路に限る)
また、前者に遅い車がいる場合にはシステムが追い越しの提案を行う
自動運転による追い越し後は、システムが安全と確認し次第
走行車線へ自動に車線変更をする
プロパイロット2.0、ハードウェアもガッチリ強化
![](https://yoshi777.com/wp-content/uploads/2019/05/01_Sensor_position_01_JP_190510-source-1024x576.jpg)
たくさんのカメラ、音波ソナー、レーダーが装備される
また、3D高精度地図データを搭載し
全ての高速道路において、区分線の情報、速度標識、案内標識等の情報を把握する
この地図データをと車載カメラの情報を照合し
現在の車両の状況を判断する
車両の前後1m、左右5cmと高精度で自車位置を把握することができる
![](https://yoshi777.com/wp-content/uploads/2019/05/名称未設定-1-7-1024x507.jpg)
車載カメラがドライバーを常時モニタリングする
![](https://yoshi777.com/wp-content/uploads/2019/05/89b10f9764d5013e7fa561543b8168c8-1024x546.jpg)
プロパイロット2.0は完全自動運転ではないので
ドライバーは通常運転の時と同じ
周囲の状況、車両の状態に注意を払っていなければいけない
そこで、ドライバーモニターカメラがドライバーの状況をチェックし
よそ見やまぶたが閉じたりすると警告を発する
数回警告をしても反応がない場合
ドライバーに緊急事態が発生したとし、緩やかに減速後停車する
プロパイロット2.0、自動運転のまとめ
![](https://yoshi777.com/wp-content/uploads/2019/05/pic_02_07.jpg)
いかがでしたか?
時代も平成から令和へとうつり
自動運転もいよいよ本格的になってまいりました
自動運転機能は別に無ければ無くても良いですが
あれば肉体的に、精神的にも疲労の軽減となり
遠出するドライバーの力強い味方となることでしょう
自動運転、ぜひ手放しで乗ってみたいものです